
アーサー・ヘイズ氏が発言すれば、暗号資産市場が耳を傾ける。そして、同氏の最新のエッセイは、警鐘と高揚が同時に響く内容となっている。暗号資産取引所BitMEX(ビットメックス)の共同創業者である同氏は、現在米国で審議されているステーブルコイン(価格が安定した仮想通貨)法案について、「数兆ドル規模の流動性バズーカ」だと表現した。
なぜか?この「GENIUS法案(Guiding and Establishing National Innovation for U.S. Stablecoins)」は、米国の主要銀行が自らのステーブルコインを発行することを可能にする内容で、現在下院での審議を控えている。
これにより、JPモルガン、シティグループなどの大手金融機関が、ドル連動型のデジタル資産を大量に市場に投入することが可能となり、最大で6.8兆ドル(約1,090兆円)に相当する流動性が開放される可能性がある。
一般メディアがこの動きを報じるまでには時間がかかっているが、ヘイズ氏はすでにビットコインやJPモルガン株などの伝統金融資産に注目するだけでなく、Web3の裏側で進行する静かな革命にも目を向けている。
GENIUS法案は暗号資産の地図を塗り替える可能性がある
GENIUS法案は、単なる法規制の調整にとどまらない。これは、米国の巨大銀行にデジタルドル発行の「青信号」を出す内容であり、その流通に伴う手数料徴収も認められる。
ヘイズ氏によれば、この法案の恩恵を受けるのは銀行だけではない。次のブルマーケットでは、ビットコインが100万ドル(約1億6,000万円)を超える可能性もあるという。ステーブルコインはすでに、取引を支え、資金を安定させる「縁の下の力持ち」として機能しており、今後はウォール街と分散型金融(DeFi)を結ぶ架け橋としての役割を果たすかもしれない。
この法案は、子ども用プールに消防ホースで水を流し込むようなものだ。これまで限られた領域だった市場が、一気に金融のメインストリームへと拡大する可能性がある。これはビットコインにとっても朗報であり、同時にステーブルコイン・エコシステムに属するプロジェクト、たとえばSnorter(SNORT)のような存在にとっては、まさに推進力となり得る。
Snorter Bot(SNORT)がプレセールで160万ドル調達──最も有望な仮想通貨投資か?
Snorter Bot(SNORT)は、ICO(仮想通貨の新規公開)で160万ドル(約2億5,600万円)を超える資金を調達しており、市場の注目を集めている。これはSolana(ソラナ)向けに開発された新しいテレグラム取引ボットで、低手数料かつ超高速の処理性能を武器に、他の競合を凌駕することを目指している。
当初はSolana専用としてリリースされるが、Snorter Botはマルチチェーンに対応可能な設計であり、現時点で同様の機能を持たないBONKbotとの差別化要因となっている。今後はEthereum(イーサリアム)やBaseなどの主要ブロックチェーンでも利用可能になるとみられる。
SNORTトークンの保有者は、取引手数料0.85%という業界最安水準の手数料で取引可能となり、これはTrojan、Maestro、Banana Gun、BONKBotなどの競合を上回る。
プレセール開始からわずか1か月あまりで160万ドルを超える資金を集めており、次の資金調達目標は200万ドル(約3億2,000万円)に設定されている。先行投資家たちは、初期価格でこの次世代取引ツールを手に入れることを狙っている。
Snorter Botには、MEV(最大実行可能価値)保護、スナイパーツール、コピー取引機能などが標準搭載されている。これにより、ユーザーはお気に入りのウォレットやインフルエンサーの取引に追随することが可能だ。
当面はSolanaでの運用となるが、ボット自体は初日からマルチチェーン展開に対応しているため、まもなくBaseやEthereumといった他のブロックチェーンでも使用可能になる見込みだ。
また、仮想通貨プレセールに参加した投資家は、SNORTトークンをステーキングすることで、年利224%という高利回りのパッシブ収益を得ることができる。この仕組みは、プレセール終了までの期間における理想的な運用手段となっている。
