
イーサリアム(Ethereum)は現在、3,400ドル(約53万5,000円)を超える水準まで上昇しており、仮想通貨市場全体に再び活気が戻りつつある。
米国のイーサリアム現物ETFには、1日で7億2,600万ドル(約1,140億円)以上の資金が流入し、機関投資家の関心が高まっていることを示している。
こうした動きは、EthereumやBitcoinに限らず、ミームコイン市場にも広がっている。オンラインコミュニティやSNSでの拡散、カルチャー的な要素が再び注目を集め、ミームコインはアルトコイン市場の主役として返り咲きつつある。
Investopediaによれば、Ethereumの強気な値動きとアルトコインへの資金流入の再開は、次なる投機的ブームの兆しとも言える。中でもミームコインは急成長と熱狂的な支持を受け、次の相場拡大に備えた購入候補として注目されている。
Turbo(TURBO)
Turboは、ミームコインのユーモア性とAI技術の融合によって、単なるネタ的トークンを超える存在となっている。コミュニティ主導型でバイラル性も高く、AIを基盤に活用することで、ミーム文化の本質を体現している。
2025年7月中旬時点での取引価格は約0.0054ドル(約0.85円)で、過去24時間では3~5%の調整を見せたものの、直近1週間では約30%の上昇となっている。Fear & Greed Index(恐怖と欲望指数)は69と、市場心理は依然として楽観的である。
Turboに対する関心はSNS上でも拡大しており、コミュニティの盛り上がりが追い風となっている。2025年の平均価格を0.0055ドル(約0.87円)と予想する声もあるが、短期的には0.0040ドル(約0.63円)付近までの調整も想定されている。
AIツールの導入や取引所への新規上場、独自ハードウェアウォレットの展開など、実用性と技術革新、そして熱心なコミュニティによって、Turboは8月に向けて注目すべきミームコインのひとつとされている。
Toshi(TOSHI)
Toshiは、Base Layer 2ブロックチェーン上に構築された猫をテーマとするミームコインである。Coinbase(コインベース)に上場された初のBase系ミームトークンとして一躍注目を集め、上場後24時間で133%急騰し、一時時価総額8億ドル(約1,260億円)に達した。
2025年7月時点の価格は約0.00069ドル(約0.11円)で、過去1週間で25%の上昇。現在の時価総額はおよそ2億8,500万ドル(約450億円)にのぼる。
BonkやFlokiなどの有名ミームトークンを上回る成長を見せており、その背景には強固なコミュニティとSNS上での視認性の向上がある。
また、Toshiは2025年7月8日~8月8日に開催されているKraken(クラーケン)主催の「リアウィング・ミームコイン対決」にも参加中だ。
Krakenアプリ内で最も米ドル建て取引量の多かったミームコインは、シンガポールGPでアトラシアン・ウィリアムズ・レーシングのFW47リアウィングにロゴが掲載される予定で、マーケティング面での大きな注目も集めている。
TOKEN6900(T6900)
TOKEN6900は、ミームコイン市場への初期段階からの参入を狙う投資家にとってユニークな選択肢を提供する。高成績を収めてきた多くのミーム資産と同様、タイミングが鍵となり、プレセール(仮想通貨ICO)段階での参加がリターンの可能性を高める。
本プロジェクトは、現在進行中のICOにおいて75万ドル(約1億1,800万円)以上をすでに調達しており、コミュニティからの初期支持も強い。
TOKEN6900は、SPXなどの大型インデックスに連動する従来型トークンとは異なり、風刺的かつカルチャー主導のコンセプトに基づいた「カルチャーコイン」として設計されている。ネット文化のユーモアやアイロニー、自己認識を反映することにより、従来の経済的価値基準に頼らない独自性を確立している。
ミームコインが物語性のある市場環境で力を発揮することを考えれば、TOKEN6900の存在感は十分にユニークであり、こうしたカルチャー性を理解する投資家にとって初期参加の魅力は大きい。
Snorter Token(SNORT)
Snorter Tokenは、Solana(ソラナ)ブロックチェーン上に構築されたミーム系暗号資産である。新規トークンの取引を支援する自動化ツールを備えており、リアルタイムでの取引サポートを特徴としている。
機能には、迅速かつ安全なスワップ、自動スナイピング(初期購入)、ハニーポット(出金できない詐欺)の検出、ラグプル対策、コピー取引、指値注文のサポートなどが含まれる。
このプロジェクトは、SolidProofおよびCoinsultによる監査を受けており、いずれもハニーポットやステルスミント(秘密裏な追加発行)が存在しないことを確認している。
登録者数8,000人超のYouTuber「HotCuppaCrypto」もSnorter Tokenを取り上げ、その取引速度、低手数料、高いセキュリティ性能を評価。「過小評価されている300倍銘柄」と称し、BONKやPUMPなどの小規模ミーム銘柄と比較した。
ビットコインとイーサリアムの強気な値動きが続く中、ミームコイン市場は急拡大しており、Snorter TokenはすでにICOで200万ドル(約3億1,400万円)以上を調達している。
ユーモアと実用性の両立を目指すSnorter Tokenは、トレーダーにとって有望な銘柄を見極めるための実用的なツールを提供しつつ、リスクの低減にも貢献する。
なお、Snorter TokenおよびTOKEN6900のICOに参加する場合、本人確認が不要なプライバシー重視型ウォレット「Best Wallet」の利用が推奨されている。
Best Walletは、保有資産による年利報酬(APR)機能も備えており、匿名性を保ちながら追加収益を得ることができる。
