暗号資産市場の次なる強気相場を前に、ミームコインが再び脚光を浴びている。
FartcoinやSPX6900といった既存の人気銘柄は依然として高い需要を保っているが、その急騰によって「今からでは遅いのでは」と懸念する投資家も増えている。
中でも注目を集めているのがSolana系のミームコイン、Fartcoinである。時価総額はすでに10億ドル(約1,560億円)に達しており、今後の上昇余地に疑問が残る。
こうした状況の中、複数の“スマートマネー”投資家は、新たなミーム銘柄にシフトし始めている。その一例が新登場のTOKEN6900(ティッカー:T6900)である。プレセール開始から数時間で7万5,000ドル(約1,170万円)を調達しており、注目を集めている。
このTOKEN6900は、SPX6900の次なる進化系として位置づけられ、実用性を持たないことを堂々と掲げるユニークなブランディングを展開している。すでに複数の著名アナリストが「次の10倍銘柄」と評価している。
Fartcoinはもう買い時を逃したのか?
ミームコイン市場において、時価総額10億ドルは一つの節目である。だが、多くの場合、この水準に到達すると買いが一巡し、値動きが鈍化する傾向がある。
実際に、Popcatは過去最高で19億ドル(約2,960億円)、Pnut The Squirrelは18億ドル(約2,800億円)、Goatseus Maximusは12.5億ドル(約1,950億円)といった実績がある。
これらと比べてもFartcoinは際立った存在で、最高値時の時価総額は27.4億ドル(約4,280億円)を記録した。
しかし、最近の上昇局面を経ても、依然として過去最高値には届いていない。むしろ現在は長期的な下落傾向にあり、1.50〜1.60ドル(約235〜250円)の抵抗線を突破できずにいる。
現時点での価格は1.09ドル(約170円)で、過去1か月で約4%下落している。1.15ドル(約180円)の壁を超えられない限り、1.00ドル(約156円)や0.88ドル(約137円)への再下落も視野に入る。
とはいえ、Fartcoinの購入が完全に遅いというわけではない。Coinbase(コインベース)上場以降、ドージコインよりも高い1日取引高を記録する日もあるなど、依然として注目度は高い。
「今サイクルのドージコイン」との声もあり、今後時価総額100億ドル(約1.56兆円)到達を予想する見方も出ている。
それでも、より高いリターンを狙うのであれば、新しいミームコインに分がある。たとえば、Fartcoinと同じく「ユーティリティなしの面白さ」をコンセプトにしたUseless Coinは、6月初旬の安値から4000%以上の上昇を記録している。
アナリストが「次の10倍銘柄」と注目:TOKEN6900とは?
SPX6900は今サイクルを代表する成功ミームコインの一つで、ウォール街に対抗する無用途・コミュニティ主導型のコンセプトが評価された。
そして現在、その後継銘柄としてTOKEN6900(T6900)が登場し、ミーム主導の幻想と「脳の腐敗」思想をさらに進化させている。
同プロジェクトは実用性や経済指標を一切前面に出さず、「GDPも原油価格も企業収益も無関係」と明言している。代わりに重視するのは「バイブスの流動性」と「オンライントレーダーによる集団的妄想」である。
これは、SPX6900やFartcoin、Useless Coinといった成功例が証明する通り、強気相場の熱狂期に大きなリターンを生み出す“勝利の方程式”ともいえる。
TOKEN6900はプレセール開始から数時間で7万5,000ドル(約1,170万円)を調達しており、すでに高い需要を示している。
なお、同プロジェクトのハードキャップ(最大調達額)は500万ドル(約7.8億円)であり、数日内に完売する可能性もあるため、FOMO(乗り遅れ不安)が加速している。
また、実用性をうたっていない一方で、トークンの配分設計(トークノミクス)やスマートコントラクトの監査、ステーキング報酬設計は堅実で、スマートマネー層からも高く評価されている。
実際、T6900のトークン供給量のうち80%がパブリックプレセールで提供されており、プライベートセールやVC向けの割当は存在しない。
さらに、T6900のステーキングプラットフォームはすでに稼働しており、現在プレセール参加者に年利500%以上のリターンを提示している。このステーキングはTGE(トークン生成イベント)後も1年間利用可能である。
こうした点から、多くの投資家がTOKEN6900を「いま最も有望なミームコイン」と評価しており、中には「次の10倍銘柄」との呼び声も上がっている。